やっぱり変わりはいるのではないか
ハードルさんが、たまたま、婚活して、たまたま好きになってくれたのが(偽りだらけの)私だとしましょう。
それって、ただのタイミングというか。
私じゃなくてもどうにでもなった話というか。
だれでもよかったんでしょ?とはまた違う、タイミングにほだされただけの話。
ハードルさんにはもっと、いい人はいる気がする。
私が彼でなければと執着するのは簡単で、それはすごく薄っぺらい依存で。
私みたいな人間にボーナスステージを与えてくれました。
だから、私が彼でなくてはなんてバカみたいな理論を振りかざすのは間違っています。
私みたいなものに消える愛をわざわざ与えてくれた。
心はとっくに乾いていて、水をもらったのも、肥料をもらったのも気付いていた。
でも、どうしたらいいかは分からなかった。
私なんて、消えてしまえばいい。
ハードルさんといてもよくこれは思います。
はやく消えてしまえば、ハードルさんにもっとふさわしい人があらわれるだろうなぁって。
ハードルさんは穏やかに家庭の中で生きてきた人。
私は、否定されて変わる態度に翻弄されてきた人。
ハードルさんからすると一緒に居て幸せになれるはずがない。
しがみついているのは私。
一人になるのも。結婚するのも。
踏ん切りがつかないのはいつも私だ。