そのままの私
ハードルさんの前で私が怒ったことはありません。
不満もそれは一つ二つ…いやもっと?ありますが、伝えたこともありません。
ピエロでいれば愛される。
なのに、何回か私は毒親のことで取り乱して泣いてしまったりもしました。
反省しかありません。
ピエロだから結婚しようと思ってもらえたわけで、いつもニコニコ綺麗売りをしていたから結婚しようと思ってもらえたわけで。
自分の素なんか出せません。
出したら終わりです。
従順で、適度にバカで、それでいて気の利くいつも笑顔の彼女。
それをずっと心がけてきました。
私が私のまま愛されるなんてことはない。
そんなもの、いずれ捨てられる理由になる。
演じなくちゃ。うまくやらなきゃ。
思えば思うほど、息は苦しくなって切りたくなるのに、現実はどんどん前に進んで戻れない。
やめるなら今?
毎日起きて考える、、
いや、だめだ。
取り繕おうがこんな私をもらってくれる奇特な人はいない。
がんばれ、私。
負けるな、私。
あともう少し。
ちゃんと演じよう。
そのままの私なんて価値がないんだから。