殻
心のドアとか心の壁とかと同じかもしれませんが、私は人に対して透明な殻の中から接しているイメージです。
急な攻撃に傷つかないように、いつも自分は自分で守れるように。
殻の中から、ニコニコ安全に接します。顔色を伺って、嫌われないように。
なので、距離を置きたい時もピエロのまま殻にこもります。
相手にそんな態度をとったりしません、というかできません。
昔はよくしていました。試すようなことを言って、距離を置く。
「好かれているか自信なくなっちゃった。ちょっと考えるね」
とか、
「ちょっと一人になりたい、ごめんなさい」
とか。
それでどうしたの?って言われて心配されたかったんです。あわよくば私への好意を再確認したい。
めんどくさ。
嫌われたのは、そんなめんどくささも絶対にあると思うので、ハードルさんには封印しました。
黙って距離を置くことはあっても、ほのめかしたり匂わせたりはしない。
なのに、ハードルさんはすごく匂わせるんです…。
明らかにLINEに敬語が増えたり、絵文字が消えたり。
それで私が大丈夫?とか、私何かしてしまったかな?って聞いても、なにもしてない、大丈夫。
とか。
いや、それ気を遣わせるしほんとに私が悪いのか何なのかわからないからやめて欲しい。
自分がされてみて、いかにめんどくさいことを今までのひとにしてきていたのか分かりました。
ごめんなさい、過去のひとたち!!笑
もう、ハードルさんが不機嫌モードになったらめんどくさいので追及せず放置してます。
幸い、寂しいのを差し引いても私は一人が好き。
自分のできることをいろいろしちゃいます笑
いつでも捨てられる覚悟はできているので、捨てられたら仕方ないか!っと開き直っているというか。
そんなことがあるから余計にハードルさんに対して殻を破れません。
生身の自分でぶつかっていって、不機嫌モードに出くわしたら取り乱してしまうので。
そんなもんだ、口だけだ、この人は。
傷つけようとしている、嫌われてしまう、捨てられるんだろうな。
そう、身構えていればダメージを受けすぎることもありません。
じっと我慢していい子にしてるから、また可愛がりたくなったら可愛がってください。
だって、どんなに傷ついた日も、過呼吸で立てなくなった日も、私は一人で夜を越えてきた。
私は強い、と呪文のように10代前半から言い聞かせてきた。
だから、大丈夫なんです。
いずれ捨てられる、でも、私は強いから。
頑丈に作った、透明度の高い殻の中から、世界を見ている。