何も求めない
結婚したら、どちらの家の近くに住むかとか、職場から通いやすいところはどこかとか、いろいろ考えますよね。
私達も、そういうことを決めなければならない空気感に最近なってきています。
私には、分かり合える人なんてあらわれないと思ってました。
下心なく暖かく抱きしめてもらえることなんて、私の人生には起こらないと。
大事にされるべき人間ではないと言い聞かせてきました。
役立たず。ブサイク。
ずーっと呪文のように自分に言い続けてきて。
だから、私みたいな人間を拾ってくれようとする人があらわれたので、私が我慢をきっちりできればそれが恩返しになるのかな?と。
それを逃してはいけないというような、強迫観念ではなくて、尽くすともまた違う感覚で…
とにかく、自分を殺して相手に合わせれば、相手はずっと居心地がいいんじゃないか?と。
そう、従順。
ただ、従順であればハードルさんはずっと安心していられるのでは?と。
私の人生、いつでも終わらせられるし終わらせたいと思って、でもできませんでした。
他害で死ねばいいとずっと思ってました。
それを、暖かい手で包んでくれました。
私には、もったいない、本当に似つかわしくない幸せを感じさせてもらっているんです。
地や我を出しちゃいけない。
私が我慢すれば、すべて丸く収まると思う。
何も求めない。何も期待しない。
だって、その目が私を見るだけで奇跡みたいなものだから。