アダルトチルドレンアラサーの婚活

もうすぐ32歳、見た目は派手でも残念ながらAC喪女の婚活記録です。

妙な感覚

体調が悪くなったら、彼は心の底から私を心配しているんだろうなぁと感じます。

仕事に追われていたら、応援してくれるし、あらゆる感情に共感してくれる。

私が笑っているのを、彼が暖かく見つめてくれるとき、何をしてくれるわけではなく、これが愛されているっていうことなのかもしれないと、ふっと頭をよぎりました。

私に何かあれば彼はアタフタするだろうし、もしも私が死んでしまおうものなら、ちゃんと悲しんで泣いてくれる。

そのあとは知らないけど、でも、その時はきっとすごく悲しむに違いないと思う。

なんでそう思えるかは…わかりませんが、初めて他人に対してそう思えました。

ただ私が笑っているだけで、こんなにも暖かい表情をしてくれる人を、絶対不安にさせたり悲しませたりしてはいけない。

今までの相手には試したり、突き放してみたり、いろんなことをしては顔色を伺ってきましたが、そして彼にも試し行動をしてしまったことがありました。

今思えば、それがどれだけ彼を不安にさせたんだろう、ということ。

それでも見捨てずに、いつも穏やかでいてくれました。

彼が一度でも私を試したことがあったか?ありません。

冷たい目で私を査定したことがあったか?ありません。

今までの私の経験でつくられた常識は、彼の前では全く通用しないのです。

だから、できる限りひねくれず素直でいたい。

はじめてこんな人に出会えました。

人生何があるかわかりません。

彼とお別れすることになっても、彼といた時間だけ、私は人間らしい感情を持てたと思います。

愛されるくすぐったさが安心感に変わるのを感じることができました。

普通に愛情をもらって育った人はこんなこと思わないのでしょうか?

妙な感覚です。

毛布にくるまれているような。

世界は敵だらけではないような。

大丈夫だよ、と撫でられる経験。

幸か不幸か。