理想と現実
前の日から、お酒を飲んでいたい。
そして好きな人と一緒に眠りにつきたい。
好きな人に、大丈夫だよ、と頭を撫でられながら眠りたい。
悪夢にうなされたとき、寝息で一人じゃないと思いたい。
朝は、遅くまで寝ていてブランチをとりたい。
できれば、昼酒をしたいかな。
ほろ酔いになって眠くなって、ソファでうたた寝をしたい。
夕方になれば二人で夜ご飯の買い出しに行きたい。
こんな、生活があれば幸せだなぁと思います。
厳密には、好きな人の隣ではヘマするのが怖くて眠れないし、悪夢でうなされた時にはきっと隣に誰もいなくて一人で解決しなきゃだし、朝はババアだからすぐ目が醒めるし(笑)、それでまた私は一人だって認識する。
私の望むことは、世間一般ではそんなにハードルが高くないことは分かっている。
でも、私には無理。
私なんて、一緒に眠りにつきたいと思ってもらえる女ではない。
汚くはないし、執着もしないし、添い寝ぬいぐるみ的な位置づけならありだと思う。(笑)
誰かー私を飼いませんかー?笑
ワガママ言わない、大人しく寝ている、期待しない。
それですらお呼びがかからないのに、なんの孤独を解消しようとしているんだろう。
母に叱責され、死ねばいいのにと思う左手にケロイドはたくさんあって、それは誰にも話したこともなくて、母はおろか家族すら腫れ物に触るようで。
死ねばいいのに、死ぬ勇気は出ない。
世の中の学生や未来あるお母さんなんかが死ぬ必要は全くない。
死ねばいいのは社会の一員にもなれていない、私みたいな人間のなりそこないで真っ先に死ぬべきだ。
でも、死ねないんです。怖いんです。ごめんなさい。
生まれてきてしまったからこそ今があって、だから死ぬことが怖い。
人生がこんなハードモードなら初めからそう教えておいてほしかった。
せめて物心つく前に。