アダルトチルドレンアラサーの婚活

もうすぐ32歳、見た目は派手でも残念ながらAC喪女の婚活記録です。

女でいること

ちょっと前、心屋仁之助さんが流行ったじゃないですか、ナイナイアンサーって番組だったと思います。 魔法の言葉(っていうふうに確か番組内では言ってたように記憶してますが、間違ってたらすみません)要は、生きにくくしている心の中の原因のリミッターを外すように仕向ける言葉を心屋さんが見つけて、それを相談者に言わせて壁を乗り越えさせるようなイメージでした。 虻川美穂子さんが、どうしても「だって私、かわいい女の子だもん」みたいなセリフを涙で詰まって言えなくて、それだけ女でいる自分に違和感っていうか、いろいろな想いを感じていたのだと思います。 母と番組を見ていたのですが、「はぁ?こんなの言えないってどういうこと?」と言っていて、私はすごくあぶちゃんの悩みが当時は痛いほどわかって、母に言い返そうと思って飲み込んだ思い出があります。 私は、それから一人で部屋に戻り、「だって女の子だもん」、と言ってみようとしたんですが、言いたくなくてつらくて苦しくて、泣きながら呟きました。 女でいると、怒られたんです。 恋愛の気配がすると色気付くなとか、誰かに褒められたらお前みたいなのが大したことないとか、女性らしい体になってきたら馬鹿そうに見える体、とか。 長女な上、もともと元気キャラですし、親は髪の毛の管理がめんどくさかったんでしょう、小学校時代はショートヘアにされていたため、自分が「女の子」だなんて意識もしませんでした。 っていうか、そんな女を全面に出す人間はいつのまにか嫌いでした。今思えば羨ましかったんでしょうね。 柔らかい笑顔で、おっとりしてて、髪が長くてスカートを穿いて…。 笑顔や気質はもう変えられませんが、せめて髪とスカートは、とあぶちゃんのあの番組をみてからは意識しています。 まだ、引っかかりなく「女の子だもん」は言えませんが、昔の口を噛み締めて我慢していた私のためにも、今は女性らしくしていたいなぁと、思うのです。