心のドア。
ここ半年くらい、気になる人がいます。
某アプリで知り合って、細々連絡とってます。
一回会ったんですが、感じの良い方で…
何より、すごく文面が聡明で、物事の考え方なんかが深くてやり取りしてて面白いんです。
この平成の世の中で、ひたすら文字を送りあって平安時代みたいなことしてるのが笑えます。笑
お相手は資格試験があるとかで、全然お誘いもないですし、でもちょくちょく遊びには行ってるようです。
興味があるならこっちから誘えばいいんですけどね。
なんか、ただの暇つぶしや息抜きの相手止まりの女に誘われても面倒かなー、とか、これで誘って会えたとしていよいよ好きとか思ったらどうしたらいいんだとか、お決まりのネガティヴ脳内会議。(笑)
結論:今のままでいいや。(笑)
めんどくさいってのはもちろんありますけどそれは上辺の理由で、好きになって我を失っていく感覚が私には恐怖なんです。
相手に分かってほしくて、見捨てられたくなくて、一番であり続けたい。
誰かと気持ちが通じ合ったとして、それは私にとっては
いつ呆れられるかのカウントダウンが始まるようなもの。
だったらこのままでいいんです。
相手に今好きな人がいてその人とうまくいったならおめでとう、と終わらせられるし、急にどちらかのスマホが壊れたらそれでおしまい。
執着心が、一番怖い。
山本文緒さんの「恋愛中毒」。
私は誰かを好きになりそうになると必ずこの小説を読み返します。
そしてブレーキをかける。
自分で自分のことを本当にめんどくさい女々しいやつだと思っているので、そんな自分を出さないように、出さないように…と歯を食いしばっています。
元彼は、それを心のドアと言ってました。
お前はいつになったらそのドアを開けて話してくれるんだ、と。
当時は無理やり壊してくれたらいいと思いましたが、壊してなんてくれなくて本当によかった。
今のところ、私はドアの中にいるのが一番安心できます。