アダルトチルドレンアラサーの婚活

もうすぐ32歳、見た目は派手でも残念ながらAC喪女の婚活記録です。

自分がつくる家庭

いよいよ子どもが産まれます。

コロナ禍で大変なことも多かったです。

去年の記事を読み返して、そして相変わらず大事にされている今の自分は、去年の自分とは全然違うなぁと思います。

一つはハードルさんのことを、信じられるようになった事。

コロナや子どものこと、私の毒親のこと。一つ一つ時にぶつかり時にはお互いきつい態度や言い方になったこともありました。

2人で声を出して泣いたこともありました。

私が、もうハードルさんといる人生を手放そうとしたこともありました。

その全てのどんな時も、ハードルさんは一度も私と離れることだけは嫌だと言い続け、あなたと結婚したんだから、あなたがいい。と言い続けてくれました。

出産に際して私に異常が見つかった時は、夜声を殺して隣で泣いていました。

私は、もう十分幸せで、自分にはできすぎたシナリオで、だからこそもう思い残すことはないと今も思っていますし、こんなに大好きな人との子どもを世に出せたなら、もう自分の役目は終わるんじゃないかとすら思っています。

出会ってからずっと、幸せでした。

そこにいるだけでいい、あなたがいて幸せだと言ってもらえることが、こんなに力になるなんて。

叶うなら産まれてきた子どもにそう伝え続けてあげたい。

あなたはそこにいるだけでいい、あなたがいて幸せだ、と。

ハードルさんは言ってくれました。

3人でいろいろな世界を見よう。

いろいろ見させてあげよう。

いっぱい思い出をつくろう。

一つ一つ落ち込んだり諦めようとしたりぶつかったりして乗り越えてきました。

これからもそうでありたい。

私の育った家庭は少し特殊だったけど、これからは私がこうしてみたい、ハードルさんがこうしてみたい、それをまたぶつかって話し合って私たちの家族を作っていけばいいんだと、子どもを通して学ばせてもらいました。

これからもたくさん悩むし、信じられなかったりするだろうし、自分の育った家庭を憎むこともあるだろうし、でも、一つ一つ向き合おうとすること。その大事さに気づかせてくれたのはハードルさんです。

一つの夢が叶います。

ハードルさんに、子どもを見せてあげたいという夢。

出産。たいへんだろうな。でも、子どもを抱くハードルさんを想像するだけで心は踊ります。がんばらなくては。

孤独

妊娠するとみんながみんな、おめでとうと言ってくれる。

経験者はこの時期は○○だね、私は○○だったよー、と教えてくれる。

毒でしかなかった親ですら少し楽しみにしているように感じるし、義両親も拍手をして喜んでくれた。

少しずつ大きくなるお腹を毎日毎日撫でるハードルさん、育ててくれてありがとう、と言い、とても協力的だし、なにより産まれることを心待ちにしてくれている。

私だけだ。私だけが孤独で、その中で苦笑いとバレないように笑いながらなんとかその場をやり過ごそうとしている。

実感なんてなにもなく、心拍をきいても他のお母さんと同じように涙ぐんだりもできず、ただ、生きててホッとするばかり。

疲れやすくなった身体も、お腹のせいでおしゃれできなくなりつつあることも、なにより、産まれてからのこと。

楽しみなことなんて全然ない。

これから、この子の人生に責任を持って行かなきゃという漠然とした、でもとてつもなく大きなプレッシャー、小さい子を連れたお母さんを見て、とても私はこんなことできない、大変そうだな・・・。

仕事のキャリアも全て捨てて、自分の悔しさを圧のように子どもにぶつけてしまったらどうしよう。

・・・親みたいな育て方をしてしまったらどうしよう。

昨日、ふと、「まだ私には早かったんだ。」と思ってしまいました。

初期の頃には、流れていいよなんて声かけをしてしまったこともありました。

覚悟が足りてない。私だけ。

母親失格だ。

幸せだと、この子に感じさせることができるのだろうか。

私のような思いをしてしまうんじゃないか。

恥ずかしいけど、ハードルさんの興味が子どもだけに移ってしまうんじゃないか。

そしたら、私は、私には、何も残らない。

そんなことしか考えられない、最低な人間なんです。

世の中には望んでも子どもに恵まれない人がいるのに、そんな人がこれを読んだら、なんでこんな人間のもとに子どもが、と憎たらしくなるでしょう。

それでも私は思ってしまう、まだ私には早かった。

自信がない。覚悟もない。

全部全力でやりたい

なんとか、、落ち着きを取り戻しつつあります。

検診のたびに元気に動く子どもを見て、ホッとするということは、私にも母性のかけらがあるのかもしれません。

それでもエコー写真に愛しい!なんて思いませんし、変化してきた体型にも濃くなってきた体毛にもうんざりしています。

お酒が飲めない・なまものが食べられないなどの地味な制限も多くて辛い。子どものためだといわれればそこまでですが、私はやっぱり自分の身が可愛いみたいです。失格。

仕事もテレワークが終わり、通常の仕事に戻っているのですが、家事+仕事がなかなか大変。

仕事柄立ちっぱなしのことも多いですし、かといえば急に座りっぱなしのことも。

家が汚いのは嫌なので、掃除も毎日・・・でもまだ終わらないつわり。

疲れた顔をした私を見かねたハードルさんが、「もっと自分の体を大事にして」と。

ごはんは惣菜でいいし、ちょっとくらい掃除しなくたって大丈夫なんだから、と機嫌が悪くなってしまいました。

いや、逆より全然いいんです。もっと掃除ちゃんとしてよ、とか、ごはんの品数少なくない?とか言われるとつらいですからね。

でも、私は仕事も家のことも自分が満足するレベルでやりたいんです。自己満足なんですが。。ハードルさんもたくさん手伝ってくれてますし、自分でサボっていると感じるほうがストレス。

ただ、今の生活だと身体が少ししんどいのですが…。

どうしたらわかってもらえるのかな。

ハードルさんは私が無理をするタチだとわかってくれているから、私のこともこどものことも心配でそう言ってくれているのがわかるだけに、やりたいこととやれていないこと、理想と現実みたいなものの板挟みで悩んでいます。

幸い、つわりがあっても仕事は我慢してできるレベルではありますし、出血などもなにもなく過ごせているので、慣れればなんとかなるかな?と思っているのですが。

妊娠しているから仕事が遅くなったなんて言われたくない。好きな仕事ですし、休みに入るまで迷惑はかけたくない。

家が散らかっていて居心地が悪いなぁとハードルさんに思ってほしくない。

整った環境でしっかり休んでお仕事頑張ってほしい。

結局、自己満足したいだけなのかもしれない。

世の中のお母さんはみんなちゃんとしてるんだから、甘えちゃいけない。

ちょっとAC思考がきつくなっているのかもしれません。

一度ハードルさんに自分の気持ち、伝えなきゃなぁ。

全てにおいて失格

なんと、妊娠していました。

まさか、まさか…で、喜ぶハードルさんを前に、私は自分のことばかりです。

できなくなることばかりを考えてしまう。

もちろん、年齢のこともありいつ授かってもいいとは思っていましたが、まさかこんな早くに来るとは思っていなくて。

周りにも不妊治療をしている友人や、子どもができなくて諦めた先輩などが何人もいたので、この年からそんなすぐにこどもができるわけがないと思い込んでいたのです。

欠陥人間なのに、そこまで深く考えていなかったので、今、毎日不安と母性の無さに自分を責めています。

胎嚢を見ても、何も感じませんでした。

心拍を確認したときも、ああ、死んでないのであれば痛い手術しなくていいんだ、と思ったくらいです。

欠落してるんです。人として大事なものが。

妊娠アプリをとったのですが、体験談ではつわりはかわいい我が子のために乗り越えられる!とか、心拍が嬉しくて仕方ありませんでした、など母親らしい素敵なコメントがいっぱい。

私は吐き気と闘いながら、いますぐやめたい、下りてくれていい、なんて願うほど最低な人間です。

まして、生まれたってちゃんと育てられるわけがない。

愛が何なのか分からない。無視されて否定されて生きてきたのに、ちゃんとできるわけがない。

ハードルさんはまともなので、私のことも大事にしてくれますし、名前どうする?どんな子になるかな?と嬉しそうなのですが、私はそうだね、と同調しながら罪悪感と闘っています。

こんなの、子どもが欲しい方が見たら私のことを死ねと思うでしょう。

愛情たっぷり子どもを育てている親の立場からするとひっぱたきたくなるでしょう。

母親も失格だし、人間としても失格。

夜も気分が悪くて眠りが浅く、泣きながらこれを書き殴っています。

お腹の子にも申し訳なさしかありません。

来るところを間違ったのかもしれないよ。

私はちゃんとした人間じゃないよ。

ごめんなさい。

まだまだ

コロナコロナのこんなご時世ですが…

ハードルさんと結婚して、一緒に暮らし始めました。

まだまだ慣れないことだらけ。

コロナの影響で時差勤務やテレワークを組み合わせているので、私もハードルさんも、夕方5時にはもう家にいることも。笑

土日は外出もできず、家で引きこもり…

そのせいか??何回か小さなぶつかりはありましたが、なんとか??やっています。

私は思ったことをすぐ伝えるのが苦手で、ハードルさんは上手。

もたもた感情を整理する私にイライラしちゃう時もあるように思います。

私は私で、なんでそこまで傷つく言い方をするんだろう?と、怒るよりは傷つくことも多く、一人で公園に行き泣いたりしていました。←本人の前では泣けないそこは負けず嫌い。笑

最近はうわああああってなっても、公園に行くことすらはばかられるので、家でひたすら掃除したりして気を紛らわせています。

ふと、この人とずっと一緒なのか…キツい…って思ってしまったことがありました。

結婚したのは間違いかも。

私なんかが幸せになろうとした事自体間違いだ。

すぐ悪い方に考えてしまいますが、そんな時はこのブログを読み返してみたりして、ああ、まだまだ出会って2年もたってないんだ。

まだまだ知らないところがある。仕方ない。

って言い聞かせています。

とはいうものの、8割はハードルさんのおかげで楽しく穏やかに暮らせています。

はやく世の中が落ち着いてほしいです。

2人でいろいろお出かけしたいな。

凝った料理やお菓子を作ったり…自粛ムードも楽しめればいいなと思っています。

涙もろくなった

ハードルさんと2人で同時に同じことを言ったり、

くだらないことでずっと遊んでいられたり、

もちろん、寝返りをうてば抱きしめてくれたり、

あまりの幸せに、胸がいっぱいになって涙が出てきてしまいます。

そんなこと、私に起こるはずじゃなかったのに、とんとんと夢が叶っていって、好きだなぁ、幸せだなぁと思っていると、胸がいっぱいになると同時に、この幸せがなくなったらどうしよう、と怖さも押し寄せてきて、また泣いてしまいます。

一緒に寝ていて、抱きしめられてすぐそこにハードルさんの寝息を聞いて、また急に涙が止まらなくなってしまいました。

ハードルさんはすぐ起きて、どうしたの?悲しくなっちゃった?って聞いてくれたんですが、もう、違うって言うだけで精一杯で、そんな私の背中をトントンしながらなだめてくれました。

人前で泣くことなんてなかったし、少なくとも彼氏の前でそんなことはできなかったです。

ちょっと調子にのりすぎているかもしれない。

ちゃんと、ちゃんと鍵をかけておかなきゃ、私は壊れてしまう。

もう壊れてしまっているのかもしれないけど、このあたりで止めておかないと。

幸せだ。

生きてきて、今が一番幸せです。

嫌いにならないで

結婚を見据えて、ハードルさんと過ごす時間が増えて、そして実家に戻ってきた自分の顔を見てやっと気づく。

私、すごく柔らかい顔をしている。

目が垂れ下がり、肌の艶がよくて、なんというか…ほわんとしている。

ハードルさんといると、何かあるたびに褒めてもらえて、抱きしめてもらえて、居場所が暖かくて。

まどろみの中で抱きしめられ、夢で起きれば大丈夫?と頭を撫でてくれる。

ハードルさんが、居場所を作ってくれたんだって、そう思っていました?

ふとしたときに私が冗談で、

「もうー!嫌いになりそう」

って笑いながら言ったんですが、ハードルさんは私を抱きしめて、

「まだ嫌いにならないで、あと60年好きでいて」

ってそれも笑いながら言ってきたのですが、あとからその言葉がじわじわと響いてきて、

あぁ、この人は私と60年一緒にいたいと思ってプロポーズしてくれたんだなぁ、と。

いつもの逃げ癖で離婚したらどうしようまで思い描く私には、それがどれだけまっすぐな言葉だったか。

今も麻痺しているだけだ。

いずれ傷つく。それも分かってる。

だけど、私が信じなきゃ誰が2人のことを信じるんだろう?と、

やっと結婚の覚悟ができたのでした。

嫌いになってほしくないのは、私だけじゃない。

ハードルさんだって、それは同じ。

居場所を見つけたいとずっと思ってました。

それは、見つけるものじゃなくて作るもの。

彼の隣は私だと胸を張ること。

彼の愛は本物だと信じること。

一度限りの人生を彼と遊んでみようと思うこと。

死ぬまで

長いね。

何があるかな?

何が見れるかな?

こんな私をもらってくれてありがとう。

嫌いにならないで。